お気楽♪こどもとわんことアウトドア資料館

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去勢手術をうけました。

【傷口の写真があります。苦手な方は見ないでね~】

昨日で満六ヶ月になったジャスティ
実は一昨日、半日入院をして去勢手術を受けてきました。

朝病院に預けて、夕方には退院という短い時間でした。
男の子の場合、切開創も小さく負担は比較的小さいと言われていますが、
やはり全身麻酔をかけるので、ちょっとだけ心配でした。

傷口保護の為に、エリザベスカラーをつけてくるのかと、
とっても楽しみにしていたのですが(爆)
何もつけずに帰ってきました(笑)

手術当日の朝は食事を抜いていたので、
帰って来るなり、ものすごい勢いで
ご飯ーご飯ーとうろうろしています。
控えめにと言われていたので、いつもの半分くらいのご飯を食べたら、
それでは足りなかったのか、しばらくうろついていましたが、
あとはずっと寝ていました。
やっぱり麻酔の影響?それとも環境がかわったから疲れたのかしら。

イメージ 1

傷口は生殖器のちょっと下あたりを二㎝くらい切開してあります。
黒い糸で5針縫ってありますね。あたしの手の傷の方が大きいや(笑)
そして、カラになったタマタマが^^;;
今はすかすかしてますが、年と共に小さくなるそうです。

↓写真のせますので、苦手な方はみないでね。



















イメージ 2

こんなかんじ。毛を刈られてしまったのがなんとも笑える。
傷口は腫れもせず、とても綺麗です。

抜糸は一週間後だそうで、費用は三万円でした。ちょっとたかめ?
そのほかに、抗生物質の費用がちょっとかかってます。
ついでに、抜けずに隣に永久歯が生えてきてしまった乳歯の犬歯を抜歯してもらいました。
こちらは2000円でした。


やはり全身麻酔ということもあり、
顔を見るまで心配でしたが、食欲もあり排泄も普通に出来ていますし、
お散歩でははねまくっているので、安心しました。
キズも気にしてなめるかと思いきや、いがいとそうでもないですね。

とりあえず、一安心です。


===



お忘れのかたもいるかと思いますが、
ジャスティ、保護犬です。

この子の譲渡の条件に、ゆくゆくは去勢手術を受けさせること
という項目がありました。
この子を幸せにしたいと、一も二もなく承諾して我が家にきたわけですが、
いざ手術となると、やはりリスクの部分も気になります。

一般的に、去勢手術によるメリットとデメリットは、
以下のようだと言われています。
(すくすくアニコムhttp://www.h-baby.jp/sukusuku/log/2007/08/4.htmlより)

メリット

  ・肛門周囲腺腫の発生率を低下させる
  ・前立腺の病気(前立腺肥大など)の発生率を低下させる
  ・会陰ヘルニアを予防できる
  ・精巣腫瘍を予防できる
  ・放浪やケンカなどの行動を抑える
  ・攻撃性のレベルの低下
  ・マーキングやマウンティングの改善
 ※以上のことは、必ずしも全てのどうぶつに適応するとは限りません。
また、これらの行動は飼い主が行うしつけ以上の効果が期待できるものではありません。

デメリット
  ・全身麻酔のリスク
  ・避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減るため、太りやすくなる傾向にある
  ・また体質によっては無菌性脂肪織炎を引き起こす場合がある。

数々の病気の予防は大変望ましい物ですが、
いくつかのデメリットリスクがあることも確かです。
それにくわえて、現在健康な体へメスを入れることの心理的・倫理的な葛藤。
これは特に、同じ性であるオットの方が強かったようです。

が、約束は約束。リスクはあくまで可能性の問題です。

ジャスティはこのまま何があっても、我が家で一生暮らしますが、
世の中には、殺されるためだけに産まれてくる子犬たちも後をたちません。

知っていますか?
年末になると、保護センターや保健所は混み合うそうです。
今年の汚れ、今年のうちに、いらない犬も捨ててすっきり!という人が多いそうです。
信じられないことですが。

HappyLabsで里親捜しのお手伝いをしている中で、
最初二頭だったラブラドールが、避妊・去勢をしていないために、
僅か2年程度の時間で23頭まで増えてしまい、
飼い主もどうしていいかわからなくなったといううちがあります。
最初の一代は血縁関係はありませんが(母犬と父犬が確定できるため)
後から産まれた二代に関しては、どの犬が父犬かはっきりわからず、
近親交配の可能性があります。
近親交配ということは、遺伝病などの疾患がでる可能性が多いと言うことで、
中の一頭は生まれつき目が見えませんでした。

幸い、それぞれリスクがあることを承知の上で、
かわいがってくれる家族をみつけはじめていますが、
このお粗末な顛末も、最初の二頭のうちに、避妊・去勢手術をしておけば、
こんなことにはならなかった。

こうして産まれた子犬たちが、幸せな犬生を送れるようになったのは、
とてもラッキーでしたが、世の中には同じような環境で、
処分されていく犬たちも後を絶ちません。

そんなことを考えると、保護犬に避妊・去勢手術を義務づけるというのは、
当然のなりゆきと思います。

病気の予防という意味もふくめて、するなら体力のある若いうちに!
年取ってからだと麻酔のリスクもあがります。傷の治りもちがいますね。
また、雌の匂いを知る前に去勢した方が、より性的ストレスを感じずに済むらしい。
(これによって、寿命が延びるという話もあるそうです)
マーキングの習慣が始まる前に去勢すれば、マーキングはしなくなるらしい。
子犬の頃の可愛らしい性質が残るなんて話もあります。
(要は性的に未成熟なまま停めてしまうので雄犬らしくならないってことかな)

飼い犬に手術をするのが人間のエゴなら、
犬を飼うこと自体、エゴです。
それを踏みしめた上で、出会ったこの子と幸せになりたいと思います。

……すみません。
自分でもまとまっていないんですけどね。