お気楽♪こどもとわんことアウトドア資料館

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マイクロチップ入れました

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まだ犬を飼うことを考えていなかった数年前、
ふと、通りかかった獣医さんのガラス張りの待合室に
「あなたの大事なペットを守るマイクロチップ」というポスターが貼られていました。

マイクロチップ?よくスパイとかが持ってるヤツ?(爆)と思いつつ、
ガラスの外側からじーっと読んでみると、
体内埋め込み型のマイクロチップに認識番号を書き込んで、
飼い主や個体の特定が出来るようになるもの。らしい。

ふーん、最近はそんなものもあるのかぁ。
確かに有効そうだけど、問題はないのかな?
ま、うちは犬いないし関係ないか!とその時は過ぎました。


そして、ジャスティと出会ったとき、色々調べているとまた、
このマイクロチップの話が出てきました。

犬を飼って登録するともらえる鑑札。
でもこの鑑札してる犬、最近見かけないよね~?
迷子札やネームカラー、勿論有効だけど、
震災時や非常時などは、つけていないこともある。
ジャスティはうちの中ではカラーはつけていません)
それに最近多いと聞くペットの盗難。
間違いなく自分の犬だと思っても、その証拠は?と聞かれて、
泣き寝入りするケースもあるという。

それらを解決することが出来るマイクロチップ
体内にインプラントするという点で、ひっかかる飼い主が多いとも聞く。
痛いんじゃないの?異物を入れて大丈夫なの?

そんじゃ、どんなもんなの?マイクロチップ
(以下ジャスティに装着したデータマース社のチップの写真です)

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本体は13mm×Φ2mm、表面は生体適合性ガラスで覆われていて、
中には15桁の数字を記録したICチップが入っています。
本体は電源を必要としません。


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それを使い捨て式の挿入器具で、皮下に埋め込みます。
挿入器具は20ゲージ程度の少し太めの針をもつ注射器のようです。
あたし的にはピアッサーみたいだなぁと思いました。

動物の体内に埋め込まれたマイクロチップは、
リーダーをかざすと15桁の個体識別番号をはき出します。
それをデータベースと対応させることで、個体情報や飼い主情報を見ることが出来ます。

詳しく書くと大変長くなりそうなので、興味のある方は以下のサイトが参考になると思います。
http://www.animal-navi.com/navi/ready/mc/mc.html
http://www.pet-hospital.org/microchip.htm
http://allabout.co.jp/pet/cat/closeup/CU20060220B/index.htm(猫ちゃん用ですが仕組みは同じです


さて、興味はあるけど、まだまだ普及率が低いマイクロチップ
はたして、今入れることが必要なのか?
それに費用はどのくらいかかるのか?と言う点で尻込みしていたのですが、
ハッピーラブズのmochiさんちのわんこくんたちが、
最近新しくできたイオンモール日の出の中のアテナ動物病院で、
マイクロチップ挿入を受けたという情報を聞きました。

なんと、オープン記念のキャンペーンとして、
先着300頭に登録料の1050円+初診料1575円で、マイクロチップ挿入が出来るとのこと。
普通マイクロチップ挿入には5000円前後の費用がかかるそうなので、
それならこれも何かの機会か!と車を飛ばして行ってきました。
それが一番最初の写真です。

イオンモール日の出は、日の出インターの近くに出来た複合型のショッピングセンターで、
超巨大!うちの子どもたちの好きなダイヤモンドシティとよく似てますね。
ワーナーの映画館とイオンと数々の専門店街。
その中にペットスクウェアというペット入店可のコーナーがあり、
そこにペットショップとトリミング・ホテル、それからこのアテナ動物病院があります。
あと、近日中には屋内ドッグランも開設されるようです。

病院自体はショッピングセンターの片隅にあって大変こじんまりしていて、
特に、待合室…というより、パーテーションで区切った廊下にイスが並んでるという感じです。

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慣れない場所で落ち着きがないジャスティ

床が滑るのに、あちこちで犬の鳴き声がするので、
行きたい行きたいとひっぱりまくり。
おやつで釣って、やっと静かにさせました。

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予約制なんですが、初診でカルテ作りのせいか?
少々待ちました。その間、居場所がなかったのがつらい…。
小さな待合いは、籠入りねこちゃんをつれた女性と、
トイプーの子犬を連れたご家族がいたので、
うちのでか子犬、居場所がなくて廊下~(笑)

やっと呼ばれて中にはいると、優しそうな院長先生がいました。
(アテナのHPに載ってる方です)
触診と聴診器をあて、検温をして、
体中をチェックしながら、マイクロチップについて色々詳しく説明してくれます。
体重は18.7㎏。重くなったなぁ…。

さて、いよいよ挿入~。
インプラント用の器具は使い捨てで、パッケージを開けると、
既に中にマイクロチップは装着されています。

肩胛骨の少し下、左側あたりを消毒して、
皮を大きくつまみ。針を刺してマイクロチップを挿入。

ジャスティ、消毒されたときにピーといって、
針が刺さった瞬間にキャン!と言いました。よわっち~(笑)

場合によっては局部麻酔をしてくれる所もあるようですが、
通常痛覚は人間の1/10と言われるわんこの場合、
あまり痛みは感じないとのことです。

が、キャン!てなんだ!(笑)
まあ、しっぽ踏んでもいうか~。

傷跡は殆どわからず、血もにじんでいませんでした。
これにて終了。
手技自体は僅か5秒くらいです。

ますますピアッサーに似てるね~。

余談ですが、あたしピアスホールは右一つ、左二つです。
最初高校の頃に両耳一つずつを外科でぶっとい注射器で開け、
それから大学の時に、左耳にもういっこ、あけました。
ピアッサーって、耳元でガチャン!てでかい音するから恐いよね^^;;

ジャスティは途中まで逃げたがっていましたが、
終わった後におやつを先生からもらって、
いきなりスキスキ♪になってました。単純すぎ…

挿入後こんなリーダーを体にかざすと
番号がピッ!と浮かび上がります。認識オッケー。
なんかホッとしました。
こどもがマジックでおもちゃに名前書いた気分?とは違うよね^^;;

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で、念のため今日はシャンプーしないでくださいね。
くらいが注意事項です。
ガラスに入っていますが強度は大変な物で、
ダンプに踏まれたら割れるかもレベルとのことでした。


帰りに登録用の用紙と郵便振替の用紙をもらい、
支払後AIPO(動物ID普及推進会議)に送ればオッケーだそうです。
山盛りの試供品やドッグフードなどを戴きました^^;;

ちなみに、

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これがトリミング&ホテル

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これがペットショップです。

小型犬用のカートがあるだけだったので、
大型犬は入れませんか?と聞いたところ、
トイレを気をつけてもらえばリードを付けて入店可能とのこと。

ちょっとだけジャスティつれて歩きましたが、
食べ物もおおいし、生体販売の子犬たちの所では大興奮!
しっぽブンブン降って、遊びたい病になっていたので、
早々に退散しました。

生体販売自体、快くは思わないのですが、
ここの子たちは、全てチップが入った状態で売られているそうです。
ゴルちゃんの子犬3ヶ月が25万でした…。

さて、1時間かけてやっとついたモールも、
ジャスティがいるので、ここを見ただけで帰りました。ちっ!!

帰ってきてからのジャスティですが、
別にいつもとなんら代わり有りません(笑)

マイクロチップの最大の問題点は普及率の低さです。
07年09月現在での犬の登録数は71783。
県別の普及率でいうと、東京都でさえ1.5%
0%の県も少なくありません。

そんななか、3%を越える県が一つだけ…
阪神大震災で多くの被災動物が出た兵庫県です。
マイクロチップが入っていることによって、
飼い主の元に戻れたわんこ、にゃんこが沢山いました。
また、その時の教訓から普及率がすすんだのでしょう。

それにしても低い普及率。
普及率が低ければ、リーダーの普及率も上がりません。
日本全国の愛護センターや保健所でも、リーダーを持っていないところは沢山あります。

が、とりあえず、東京都動物愛護センターはリーダーを持っています。
東京都動物愛護相談センターに収容された犬のうち、
致死処分または譲渡対象とすることが決まったものについて、処分を行う前に実施するそうです。

ただし、都内で逸走した動物が全て当センターに保護収容されるわけではなく、
例えば、交通事故等で死亡していた場合は清掃事務所等で取り扱うこととなるため、
「動物にマイクロチップを装着すれば、逸走させてしまっても必ず見つかる」
という状況ではないそうです。

迷子犬は獣医さんを通過することも多いので、
もっとリーダーが普及して、全ての子が確認できるようになれば…
帰りたくても帰れない子たちや、心ない捨て犬の数も減るかもしれません。

でも、普及を待ってから入れたんでは、いつまでたっても普及しない!

これでまた一つ安心が増えました。
ジャスティはうちのこ、いつまでも一緒にいようね♪