栗本薫氏逝去
以下、ネタバレを含みます。
無類のSF・ファンタジーマニアだった中学校時代、
本屋でふとみかけたグインサーガ。
その頃12巻くらいまで出ていたと思うが、
少ない中学生のお小遣いから買いそろえ、
その後はずっとリアルタイムで読み続けてきた。
本屋でふとみかけたグインサーガ。
その頃12巻くらいまで出ていたと思うが、
少ない中学生のお小遣いから買いそろえ、
その後はずっとリアルタイムで読み続けてきた。
多彩なキャラクターと饒舌な文体でつづられる
血湧き肉躍るアクションの数々と、
まるで目の前に見えるかのような様々な国々の風土や
湯気の立つ様と香りが漂ってきそうな料理の品々。
時に陰謀渦巻く宮廷劇だったり、
蹄の音の聞こえる三国志だったり
リリカルな叙情詩のような切ない一章だったり。
血湧き肉躍るアクションの数々と、
まるで目の前に見えるかのような様々な国々の風土や
湯気の立つ様と香りが漂ってきそうな料理の品々。
時に陰謀渦巻く宮廷劇だったり、
蹄の音の聞こえる三国志だったり
リリカルな叙情詩のような切ない一章だったり。
かつてはパティオにもいたことがあり、
先生にレスを頂いたこともあります。
実は同人誌でご一緒したこともあります。
そして、一度だけ実際にご挨拶をしたことがあります。
予想通り、饒舌で才芳しくパワフルな方でした。
先生にレスを頂いたこともあります。
実は同人誌でご一緒したこともあります。
そして、一度だけ実際にご挨拶をしたことがあります。
予想通り、饒舌で才芳しくパワフルな方でした。
それがあたしが一番、栗本先生の近くにいたとき。
いつしか、時は流れ、
私にも現実が大きくなり、
そしてグインサーガは変容していく。
饒舌な文体はくどいほどの繰り返しに。
キャラクターの個性は物語によって曲げられ、
どこの国も人材が減ってまるで何人かずつしかいないかのよう。
一巻かかって少しも話がすすまなくなり、
矛盾とつじつまあわせが激しくなり、
100巻で完結する筈が、どんどん伸びて終わりの見えないことに。
私にも現実が大きくなり、
そしてグインサーガは変容していく。
饒舌な文体はくどいほどの繰り返しに。
キャラクターの個性は物語によって曲げられ、
どこの国も人材が減ってまるで何人かずつしかいないかのよう。
一巻かかって少しも話がすすまなくなり、
矛盾とつじつまあわせが激しくなり、
100巻で完結する筈が、どんどん伸びて終わりの見えないことに。
でも読んでました。ちゃんと買ってましたよ。
いつか豹頭王の花嫁の姿を見るまでは、
絶対買い続けるつもりだったし、
なんだかんだといって、新刊を心待ちにしていました。
たとえ、話がすすまなくても。
たとえ、人物が変容しても。
たとえ、その日がいつになっても。
私は栗本薫のグインサーガを愛していたから。
いつか豹頭王の花嫁の姿を見るまでは、
絶対買い続けるつもりだったし、
なんだかんだといって、新刊を心待ちにしていました。
たとえ、話がすすまなくても。
たとえ、人物が変容しても。
たとえ、その日がいつになっても。
私は栗本薫のグインサーガを愛していたから。
いつものようにしゃらっと、
「体調はいまひとつなんですけども、また今日も20枚書いてしまって、
ほんとうに、いったいどこまでつづくんでしょうかねえ(笑)
このままガンくんたちと共存しながらかきつづけて300巻越えたら、
本当に人間のできることを越えてしまってる感じがしますねえ(爆)」
かなんか言いながら、ずっとずっと続いて欲しかった。
「体調はいまひとつなんですけども、また今日も20枚書いてしまって、
ほんとうに、いったいどこまでつづくんでしょうかねえ(笑)
このままガンくんたちと共存しながらかきつづけて300巻越えたら、
本当に人間のできることを越えてしまってる感じがしますねえ(爆)」
かなんか言いながら、ずっとずっと続いて欲しかった。
途中で路線変更してまとめにはいってくれれば、
とりあえず完結はできたかもしれない。
けど、栗本薫のグインサーガだもの。
ずっとずっと続けられる話が書きたかったんでしょう。
だから、その選択も仕方無いかなと思います。
読者に出来る選択は、読みたくなくなったら読まないということだけ。
でもお金払って楽しみによんでたもん。
ちょっとくらい文句いってもいいよね?先生。
とりあえず完結はできたかもしれない。
けど、栗本薫のグインサーガだもの。
ずっとずっと続けられる話が書きたかったんでしょう。
だから、その選択も仕方無いかなと思います。
読者に出来る選択は、読みたくなくなったら読まないということだけ。
でもお金払って楽しみによんでたもん。
ちょっとくらい文句いってもいいよね?先生。
先生、どうしていなくなっちゃったの?
まだ知りたいことが沢山あったのよ。
まだ知りたいことが沢山あったのよ。
イシュトとリンダはどうなるの?
ヨナはまだヤガにつかないの?
ヒゲを落としたスカールの活躍は?
マリウスはまたパロを捨てていつ旅立つの?
ヴァレリウスが修行に戻れるのはいつ?
あたしお気に入りのさすらってるリギアは幸せになれるの?
レムスはきっと中興の祖にもどれるよね?
マリニアの美しく大きくなった姿が見たかった。
スーティのりりしい姿とドリアンの麗しい姿も。
そしてシリウスはどんな風に育つの?
ヨナはまだヤガにつかないの?
ヒゲを落としたスカールの活躍は?
マリウスはまたパロを捨てていつ旅立つの?
ヴァレリウスが修行に戻れるのはいつ?
あたしお気に入りのさすらってるリギアは幸せになれるの?
レムスはきっと中興の祖にもどれるよね?
マリニアの美しく大きくなった姿が見たかった。
スーティのりりしい姿とドリアンの麗しい姿も。
そしてシリウスはどんな風に育つの?
そしてグインの花嫁は誰なの?
先生、だめだよ。全部を持ったままいなくなっちゃ…
まだ早い。まだ早いよ。
まだ早い。まだ早いよ。
やっと30年じゃない。
まだあと100巻くらいないと、そこまで進まないんでしょ。
それで終わったら後伝もかく予定なんでしょ。
アニメだってはじまったばっかりで、
ナリス様の活躍だってこれからじゃない。
今年は30周年で、先生の好きなお祭りがたくさんあるよ。
なんでいなくなっちゃったのよ。
まだあと100巻くらいないと、そこまで進まないんでしょ。
それで終わったら後伝もかく予定なんでしょ。
アニメだってはじまったばっかりで、
ナリス様の活躍だってこれからじゃない。
今年は30周年で、先生の好きなお祭りがたくさんあるよ。
なんでいなくなっちゃったのよ。
先生!もっともっと読みたかったよ!!
まだまだ終わらない物語を紡いでいくはずだったのに。
先生、早いよ…早すぎるよ!!
まだまだ終わらない物語を紡いでいくはずだったのに。
先生、早いよ…早すぎるよ!!
たぶん、一人の作家がなくなって、
こんなに慟哭するのは最初で最後かも。
こんなに慟哭するのは最初で最後かも。
30年間。どうもありがとう。
彼らの国を教えてくれてありがとう。
異世界とは思えないほど、近くにあるような気がして、
そこへの扉はあとは永遠に開かないけど、
きっと、彼らは彼らの人生を歩んでるのよね。
彼らの国を教えてくれてありがとう。
異世界とは思えないほど、近くにあるような気がして、
そこへの扉はあとは永遠に開かないけど、
きっと、彼らは彼らの人生を歩んでるのよね。
お疲れ様でした。
もう痛みも辛さも何もないところにいったんですね。
きっとそこでまたバリバリと書いてるんでしょうね。
できたら、パソコンじゃなくて、愛用の机と鉛筆で、
また次々と新作書いて欲しいなぁ。
校正なくてもいいから「ママイキ」のままでいいから。
あたしが、そちらに行くことになったら、
また読ませて下さい。リギアとマリウスご贔屓の玖美です。
リギアさん、幸せにしてくれなきゃダメですよ。先生!!
マリウスくんには最後まで生き残ってサーガを紡いでもらわなきゃ!!
先生、新作楽しみにしてますよ!!
もう痛みも辛さも何もないところにいったんですね。
きっとそこでまたバリバリと書いてるんでしょうね。
できたら、パソコンじゃなくて、愛用の机と鉛筆で、
また次々と新作書いて欲しいなぁ。
校正なくてもいいから「ママイキ」のままでいいから。
あたしが、そちらに行くことになったら、
また読ませて下さい。リギアとマリウスご贔屓の玖美です。
リギアさん、幸せにしてくれなきゃダメですよ。先生!!
マリウスくんには最後まで生き残ってサーガを紡いでもらわなきゃ!!
先生、新作楽しみにしてますよ!!