追悼

昨夜、残業で帰れずに作業をしていると、
ハピラブ仲間から電話がきた。

一緒にハピラブで頑張っていた友人が亡くなったと。

彼女は私と一緒に、保護犬のプロフィールを作ってくれていた人で、
ここのところ闘病中だったのだが、だいぶ上向きになっていて、
このままもう少しすれば、もっとハピラブのことも出来るようになるから、
一緒に頑張ろうねと言っていた人。

3月半ばに、体調を崩し、ちょっとプロフィールから遠ざかるけど、
またすぐ元気になったら手伝いますからね～とメールをもらった。
大丈夫だよ。ゆっくり体調なおして、また一緒にイベントやろうね!と
電話で話をした。

亡くなったのは、それから一週間もたたないうち。
急変して駆け足で逝ってしまった。

私より少し年は若くて、犬が大好きで大好きで、
自身も二頭の元保護犬を飼っていて、
けど、闘病中、あまり構ってあげられなくて、
もう少しで、もっと元気になるから、
そうしたらまた一杯一杯遊ぼうねという、
彼女の記事を読んだばかりの出来事だった。

知的で穏やかで、それでいてどこか抜けている所が愛らしくて、
でもとても信頼のおける素敵な友達だった。
ハピラブに入って、世間の色んな知らない人に、
どうやったら保護犬のことを知ってもらえるか、
一緒に考えようと、途方もない夢を語りあう友達だった。

……早いなぁ。神様、早すぎだよ。
これからだっていうとこなのに。
なんで連れて行っちゃうかなぁ。

彼女のワンズはシニアにさしかかるところで、
いっぱい遊んだ後は、彼女が彼らを看取る番だったのに。

正直、数えるほどしか会ったことはなくて、
普段の彼女の姿をそれほど知っているわけではないけど、
その頑張っている姿を見て、遠く反対側の街から、
応援するといいながら、その姿に勇気をもらっていた。

昨日は、そのことが信じられなくて、
電話でも残念だとしか言えなかったけれど、
一晩寝ながら夢の中で、今までの会話を反芻して、
まだ、ちょっと信じられない気持ちではあるけれど。


お疲れ様。凄く凄く頑張っていたよね。
突然のことに、びっくりしたのは本人かもしれない。
そして、いなくなってしまった飼い主を、まだ二頭は待ってるかもしれない。

もっともっと話がしたかったなぁ。
そういえば、ゆっくりカフェに行こうねって約束もまだ実現してなかった。
一度飲みにも行きたいね!って言っていたのに…

神様、せっかくの春なのに、ひどいことするよね。
もうちょっと時間をくれても良かったのに。
我慢強い彼女のことだもの、まだまだギブアップしてなかったでしょ?
まだまだこれからだったのに。


今までありがとう。
そちらは痛いこと、つらいこと、きっと何にもないよね。
しばらくの間、ゆっくり休んで、また、色んなこと、思いついたら、
時々は夢の中に出てきて、またいいアイディアをくれないかなぁ。
話し合った色々な事も、実現出来てない事がたくさんあるのよ。


桜を見るたびに、彼女のことを思い出すだろう。
そして、私に出来ることは、
一匹でも多くの子を幸せにしたいという彼女の気持ちをつないでいくこと。


心からお悔やみ申しあげます。