南の島へ行こう番外編 海に還りたい1
多分最初はスノーケリングだったと思う。
それまで知っていた砂浜の海水浴とは違い、
海底にきらめく魚がとてもキレイで、
こんな世界があったのかと、
とても感動したのを覚えてる。
海底にきらめく魚がとてもキレイで、
こんな世界があったのかと、
とても感動したのを覚えてる。
それまでも小さい頃から、ずっと水泳をやっていて、
陸上より水の中にいることの方が大好きだったけど、
プールの中の無機質な風景とは
全然違う豊かな世界に息を飲んだ。
陸上より水の中にいることの方が大好きだったけど、
プールの中の無機質な風景とは
全然違う豊かな世界に息を飲んだ。
ガーデンイールとにらめっこして、
ハタタテダイにうっとり。
イソギンチャクと遊んで、
砂の中のヒラメを探し…
ハタタテダイにうっとり。
イソギンチャクと遊んで、
砂の中のヒラメを探し…
そして、何より好きだったのは、
浅い海底から光る海面を、上を向いてぼんやり眺めること。
自分の重さのない静かな世界で、
キラキラ輝く海面を見ていると、
自分が海に住んでいる生物になったようで、
このままずっと陸にはあがりたくないと、本気で思った。
浅い海底から光る海面を、上を向いてぼんやり眺めること。
自分の重さのない静かな世界で、
キラキラ輝く海面を見ていると、
自分が海に住んでいる生物になったようで、
このままずっと陸にはあがりたくないと、本気で思った。
ダイビングにすっかりはまった両親は、
ショップの仲間と真鶴、大瀬崎、新島などで
頻繁に潜るようになり、良く一緒につれていかれた。
ショップの仲間と真鶴、大瀬崎、新島などで
頻繁に潜るようになり、良く一緒につれていかれた。
小学校4-5年くらいからは細いボンベをしょって、
両親と一緒に潜っていたと思うが、
何本潜ったのかは覚えていない。
両親と一緒に潜っていたと思うが、
何本潜ったのかは覚えていない。
とにかく、結構海に潜ったり遊んだりして、
小学校時代を過ごした。
小学校時代を過ごした。
中学生になってライセンスを取った時も、
言葉は知らなくても、それまでにさんざんやってきた事ばかりなので、
ほとんど苦労はしなかった。
言葉は知らなくても、それまでにさんざんやってきた事ばかりなので、
ほとんど苦労はしなかった。
なので、その頃はインストラクターまで
取る気まんまんだったけど、その後、うちがバラバラになり、
母と暮らすようになって、そんな金のかかる遊びができるはずもなく、
また、父の思い出と海の思い出は直結していたので、自然と遠ざかり…。
取る気まんまんだったけど、その後、うちがバラバラになり、
母と暮らすようになって、そんな金のかかる遊びができるはずもなく、
また、父の思い出と海の思い出は直結していたので、自然と遠ざかり…。
結婚して家族で海に行っても、
人魚姫のような気分で砂浜から海を見ていた。
人魚姫のような気分で砂浜から海を見ていた。
8年くらい前にモルディブで、15年ぶりのダイビングをしてみたが、
あまり深くまで潜らなかったせいか、機材の仰々しさと重さに、
これならシュノーケリングかスキンダイビングで十分と言う気分だった。
何より、ダイビングは費用がかかるので、とても出来そうにない。
あまり深くまで潜らなかったせいか、機材の仰々しさと重さに、
これならシュノーケリングかスキンダイビングで十分と言う気分だった。
何より、ダイビングは費用がかかるので、とても出来そうにない。
海に遊びに行くと、ずっとマスクを付けて、
水の中にばかり潜ってばかりいる。
水の中にばかり潜ってばかりいる。
そうなると、子供たちに地球の顔のもう一面を見せたくなった。
海は上から見ているのではつまらない。
水の中にこそ世界があるんだ。
水の中にこそ世界があるんだ。
続く。