お気楽♪こどもとわんことアウトドア資料館

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北海道キャンプ計画番外編その3 夜会vol.11「ウィンターガーデン」

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北限の地。
不動産屋にまんまと騙され、
女が手に入れた終(つい)の住処(すみか)は、
風すさぶ湿原に忽然と建つ、
廃屋だった。

妖しく脆(もろ)いガラスの廃屋。
傍らに佇む槲(かしわ)の樹影が、
淡々と時を刻む。
住みついていたのは、
主(あるじ)の知れない犬一匹。


中島みゆきさんが好きで、「夜会」はほとんど行っているのですが、
何年か前の「夜会」、サブタイトルは「ウィンターガーデン
出演者は中島みゆき扮する「犬」
谷山浩子扮する「女」
そして能楽師さん扮する「槲」
この三人が織りなす朗読劇が「ウィンターガーデン」でした。

谷山浩子さんも昔っから好きで、
この二人が同じ舞台に立つなんてくらくらするほど素敵でした。
翌年の再演も見に行ったけど、11のほうがずっと良かったなぁ。

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(これは翌年の再演で「女」は香坂さん)

それまでの夜会とはまた異なり、
18の楽曲と50の詩編で構成される朗読劇。
残念ながらビデオ化はされず、
5000円近い詩詞集が出ただけで、今はもう記憶をたどるのみなのですが。

この「ウィンターガーデン」の舞台となったのは、
おそらく北海道の湿原地帯。
「やちまなこ」「湿原」「氷脈」「地吹雪」そして「朱色の花」

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詩詞集にちりばめられた美しい写真を眺めて、
朱色に染まる地平線てどんなだろう!
能取湖に自生するサンゴ草がそれだと知ったのが
北海道に行ってみたいと思った第二の理由でした。

でも残念ながら、サンゴ草の季節には少し早いようです。

でも劇中で書かれた人の手には負えない自然の大きな姿を
堪能するべく、明日から行ってきます!
中島みゆきの見る北海道と、あたしの眼に写る北海道は、
きっと違うんだろうなぁ…